こんにちは!
あなたのかかりつけ栄養士 佐藤彩香です。
よく質問をうけること。
「カロリーを制限しているのに思うように痩せない」
むしろ痩せず、体調もあまり良くないという選手も多いのです。
内容を聞くと、そうなってしまうよといったことがぽろぽろと出てきます。
今回は、そういった悩みを抱えられている選手に伝えたいメッセージをまとめました。
極端にカロリーを落としていないか
よくあるのが極端にカロリーを制限しているかた。
痩せるためには消費カロリーよりも摂取カロリーが下回るようにすればよいと思うかもしれませんが、摂取カロリーを減らした食生活を続けると、カロリーを消費するために必要なエネルギーまでもが減ってしまうことがあります。
一時的に体重が減ることもありますが、エネルギー不足から身体が脂肪を蓄えようとするため、太りやすくなってしまうのです。
また筋肉量も減ってしまい、代謝が下がってしまうことにも繋がります。
極端にいきなり制限をすることはあまりお勧めしません。
減量は、しっかり期間を持って、余裕も持って行いましょう。
夜にがっつり食べる方は要注意。
よくいるのが、朝は欠食、昼は軽く済ませて、夜にがっつり。
でも朝昼が軽いので、総カロリーは1000キロカロリーほど。
確かにカロリーだけをみたら少ないですが、食べ方に問題あり。
空腹の時間が長いと、身体に入った食品を溜めようとする傾向にあるのです。
もう寝るだけの夜ご飯は、リカバリーに必要な栄養をとって、エネルギー源となる糖質や脂質は、朝や昼にしっかり食べておくこと、空腹時にたくさんの食事をしないことは大きなポイントとなります。
なるべく朝昼にしっかり食事を摂っていきましょう。
カロリーが低ければよい?
よくあるのが、
ジュースとおにぎりはジュースのほうがカロリーが低いからそっちを選んだ!
という選手。
まったくもって違います。
確かにカロリーは低いかもしれませんが、ジュースは液体であり、身体にすばやく入ってきます。
そうすると血糖値が急上昇するのです。その急上昇は、脂肪をため込むリスクを上げてしまいます。
カロリーだけに囚われて判断を誤らないこと。しっかり咀嚼できることは大切です。
中には、
ジュースとおにぎりだと、ジュースのほうが軽いから太らなそう!という
「?」が頭にたくさん浮かんでしまう答えも結構あります。
同じカロリーであれば何食べてもいい?
食事をして、消費されるカロリーは糖質や脂質よりもタンパク質のほうが多いです。
そのため、例えば同じカロリーのステーキとデザートなら、タンパク質含有量が多いステーキのほうが、糖質や脂質が多いデザートより太りにくいです。
また、噛んで、胃腸を動かすことでもカロリーは消費されます。
上記のように流動物は危険がいっぱいです。
消化・吸収しやすい食品と、噛みごたえがあって消化に時間がかかる食品とでは消費カロリーが異なり、太りやすさも変わるので、気を付けていきましょう。
以上よくある選手あるあるです。
「カロリーを制限しているのに思うように痩せない」
と悩んでいる選手たちの参考になると嬉しいです。