こんにちは。
あなたのかかりつけ栄養士の佐藤彩香です。
だんだん涼しくなってきましたね。そんな中、アスリートやジュニアアスリートに関わっている私が最近感じているのが
「最近涼しくなってきたので、お弁当を再開します!」と言った声。
夏場は暑さが厳しいので、衛生面も考えてあえてやめていた手作りお弁当。
こちらを再開していく親御さんやパートナーの方も多いのではないでしょうか。
本日は、そんなお弁当作りに奮闘するパパママやパートナーの皆様に、より安全にお弁当を作ってもらえるポイントをお伝えします。
①保冷剤の正しい位置は?
空気は冷やされると重くなるので、上から下へ移動します。そのため、弁当箱を保冷バックに入れて、保冷剤を入れる場所は、お弁当箱の上がベストです。冷たい空気が回りやすくなります。
②弁当箱の素材によって扱い方を変えるのが基本。
今どんなお弁当箱を使用していますか?
木箱やプラスチックなど様々なお弁当箱が出てきますよね。その素材に合う扱い方があります。
まず、基本は、洗剤で洗って殺菌することと、しっかり乾かすこと。これは鉄則です。これだけは必ず行ってくださいね!
洗剤で洗った後でプラスチックの場合は、塩素系の漂白剤で消毒ができるとベストです。木や金属などのお弁当箱の方は、熱湯消毒を基本としていきましょう。
③夕飯の残り物は再加熱+冷やすこと。
夕飯の残り物も、一晩冷蔵庫に置いておくわけですので、菌が増えていないとは限りません。しっかり食べる方を守るためにも再加熱を徹底していきましょう。レンジで温める際は、表面だけ温まっていて、中身がまだ冷えていることもありますので、中身にも火が通るように、かき回したりなどして、しっかり加熱をしてください。(よく忙しい朝は要注意!自分にも言い聞かせています)
そして忙しい朝でやりがちなのは、熱々のまま蓋をしてしまうこと。しっかり冷まして上げてくださいね。
④食材には直で触れないこと
食材には直接触れないこと。
菜箸や、使い捨ての箸などを使用して、食材に直で触れないようにしていきましょう。私たちにの手が触れるだけで菌が繁殖する危険性は多いにあるのです、、。
⑤ご飯を炊く時にお酢を入れて炊いてみる
お酢を使用することで、PHが下がっていきます。PHが下がることで菌の繁殖を抑えることにも繋がります。
もし、お酢入りのご飯を炊く場合は、2合炊く際に、大さじ1弱くらいであれば、あまりお酢が気になりませんでした。(これは個人差があると思いますので、一回お試しあれ!)
よく梅干しをご飯の上に添えることがありますよね。梅干しにも抗菌作用があります。もし梅干しを添える場合には、真ん中にのせるだけだと、その周りだけしかその効果がないので、全体に梅干しを混ぜていくことが効果的ですね!
以上5つのポイントをお伝えしました。
どう栄養をアップさせていくのかなどを考えていく方々が多いですし、私もそちらが本職です。笑
ただ、いくら栄養があっても、食中毒などを起こしてしまったら、全く意味がありません。そういったリスクを最小限にして安心して食べていける環境を作っていくためにも、お弁当作りのポイント5つを抑えて、ぜひお弁当を作って上げてくださいね。