こんにちは!
あなたのかかりつけ栄養士の佐藤彩香です。
アスリートと話しているとよく聞かれるのが「サプリメント」について。
今ドラックストアに行けば山ほどのサプリメントが売られています。こんなにあったら絶対悩むだろうなとよくそのコーナーを眺めて思っています。
今回は私が思う「サプリメント」の考え方や選ぶポイントをお伝えします。
ぜひ参考にして頂けると嬉しいです。
まずサプリメントって?
日本ではサプリメントは食品に分類されています。
- 国が有効性や安全性を個別に審査し許可した特定保健用食品(トクホ)
- 国が定める特定の栄養成分の規格基準に適合した栄養機能食品
- 事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した機能性表示食品(ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではない)
の3つに分かれます。
漢字ばかりでわからん!と思ってしまった方も多いかと思いますが、ざっくり伝えると、
一口でサプリメントと言っても、「ピンからキリまである」というのが日本の現状です。
だからこそ、自分の体に合った正しいサプリを選ぶ目を持つ必要があります。
その中で気を付けるポイントは?
①栄養成分表が表示されているか?
これ当たり前じゃん!
と思うかもしれませんが、中には書いていないメーカーもあります。
様々なサプリメントを選手から見せて頂きましたが、ラベルに何も書いて無く、HPで調べたり、メーカーに問い合わせてやっとわかるものもありました。
テレビや広告でのパッケージのメッセージやイメージで
「なんとなく良さそう!!」
と購入するのはもうやめましょう。
②原材料は何で出来ているか?
原材料名は全て含有量が多いものから入っています。
これはサプリメントだけでなく食品も一緒です。そのため、一番最初に書かれているのもがその商品の主成分です。
例えばある会社の鉄分のサプリメントを比べてみました。
A社 原材料:ヘム鉄、HPMC、結晶セルロース~
B社 原材料:乳糖、セルロース、クエン酸鉄~
これだったら私はA社を選びます。だって鉄分を摂りたいですからね!順番をしっかりチェックです。
③配合量を見る
大事なのは必要な栄養素がサプリの中にどれだけ入っているのか?ということです。
たった1液ビタミンCを垂らしただけでビタミンC配合と書けますので、しっかり量を把握しないといけません。
栄養素に関してはRDAという考えがあります。
Recommended Daily Allowance(RDA):欠乏症を防ぐために必要な量
です。これは満たしていきたいですよね。
しっかり厚生省の食事摂取基準を見ていきましょう。
こちらから。
また欧米では、Optimal Daily Intake(ODI)といってより健康を目指す推奨量が決められてます。
アスリートは一般の方よりも多くの栄養素を必要としますので、こういった目安もチェックしておくことをお勧めします。欧米の方に合わせたものなので、すべてマネするわけではないですが、1つの目安として覚えておきましょう。
うっかりドーピングをなくすために
これが1番怖い問題ですし、しっかり避けたいところですね。
このマークがあれば大丈夫というのは言い切れないですが、1つの選ぶ基準としてアンチドーピングの情報は得ておきましょう。
例えば、
「インフォームド・チョイス」
世界で最も普及しているアンチドーピング認証プログラムLGC社の運営する、アンチ・ドーピングの分野において、50年以上の実績年間があり、年間13,000件以上の製品を分析しアンチドーピングする認証プログラムWADAの定める禁止表国際基準に基づき製品を分析しており、世界各国で多くのサプリメントブランドが認証を取得しています。
詳しくはこちらから。
こういった情報をしっかり得て、正しいサプリメントの使い方をしていくことが望ましいですね。
こういった認定が自分の飲むサプリメントにあるのかはまず確認です。
ただ、しつこいようですが100%大丈夫というわけではないです。一指標としてお考えください。知ると知らないで摂るのでは全然違います。
まとめ
サプリメントは本当にピンキリ。
だからこそ正しくしっかり選んでいきましょう。
自分のために投資をするのなら、正しい投資を。
また困ったら必ず専門家に質問しましょう。
いつでもお待ちしています!