こんばんは!
あなたのかかりつけ栄養士の佐藤彩香です。
こんな言葉をよく聞きます。
アスリートとして体重を増やしたくない!痩せていたほうがパフォーマンスが高いかもしれない!
そう思うことは不思議ではないと思います。
とくに陸上選手や審美系のスポーツをしている人はとくにそうでしょう。
ただよくこんな会話をすることがあります。
選手「糖質を制限してるんです。」
私「そうなんだ。どのくらい制限してるの?」
選手「お米を抜いています」
私「そっか・・。じゃあ昨日食べたの書いてみてよ!」
文字にすると、やれ出てくる
チョコレート、クッキー、飲むヨーグルト(甘いやつ)・・・。
これの方が嫌な糖質です。
糖質って言ってもいろんな食品から摂れますね。
米、パン、麺、芋、果物、砂糖などなど。
アスリートにとって大切なのは血糖スパイクを常日頃から起こさないことです。
糖質は、ブドウ糖に分解され血液に入る。血中のブドウ糖の濃度、つまり血糖値が上昇しますが、その食品の消化(分解)から吸収までの速度は食品によって異なります。
なるべく急激に血糖値をあげない糖質の摂り方が望ましく、急激に上げてしまうと、糖質の吸収が早くなるため、体に大きな負担がかかります。それに対して血糖値を緩やかに上げることが、糖質の吸収がおだやかになり、肥満にもなりにくいと考えられていています。
太るだけではなく、その急激な血糖値の上げ下げが起こると、
集中力や判断力の欠如
食欲の抑制
疲労を感じる
などアスリートにとって嫌な要素ばかりです。
中途半端な糖質制限で、間食で甘いもの(砂糖)が多いものを食べてると逆効果です。
たっだらお米を食べたほうがいい!!
当たり前なことですが、よくありがちな内容を書いてみました。
ちなみにアスリートにとって必要な糖質は、体重×3~12gと幅が広いです。
こんな感じで分けることができます。
ここも踏まえて自分でコントロールしていけると良いかと思います。
低強度のトレーニング(調整期や技術練習) 3~5g/kg体重 中強度のトレーニング(中強度の運動プログラム) 5~7g/kg体重 高強度のトレーニング 持久性運動 例 1日1~3時間の中~高強度の運動 6~10g/kg体重 かなり高強度のトレーニング 非常に強い運動 例1日4~5時間の中~高強度の運動 8~12g/kg体重
糖質=太るではないです。
そう思うならうまく生かし切れてないだけ。
質と量をもう一度見直して、糖質をうまく競技にいかしていけるといいですね!!