こんばんは!
あなたのかかりつけ栄養士の佐藤彩香です。
私が結構気になっていること。
それは甘い液体とコンディションの関係。
前回水分補給の話を書かせて頂きました。まだの方はこちらをご覧ください。
ここで水分の大切さをお伝えしましたが、水分=甘い液体ではないです。
「水分摂れるなら、水ではなくても大丈夫ですか?」といった質問も多くいただきましたので、
今回は甘い液体とコンディションに着目して書かせて頂きます。
まず甘い液体ってそもそも?
甘い液体というのは、ジュースや炭酸飲料などのことです。
ブドウ糖のようなものが主に入っている飲み物のこと。
裏面の原材料をチェックしてみましょう。
中にはフルーツのジュースといって、果実+ブドウ糖の液体などを入れたなんちゃって果物ジュースもあります。
またアスリートにとって「タンパク質・カルシウム補給」ができそうな乳飲料。
飲むヨーグルトなどの乳飲料も甘く美味しく仕上げるために、ブドウ糖を多く入れている飲料もあります。
しっかり見極めることが大事ですね。
この甘い液体を日常的に飲むということは?
砂糖が常に流動で身体の中に入ってくる状態となります。
これは日常的に避けていきたいところです。
砂糖は、身体に入ると、血糖値を急上昇させます。その後血糖値を下げようとするインスリンも大量に出ることによって、血糖値は急降下します。この血糖スパイクを砂糖は起こしやすく、甘い液体は、日常的に飲み続けられてしまうので、無意識のうちにこの血糖スパイクを起こしている危険性があります。
血糖スパイクが起こるとどんなことが起きるのか。
・集中力・判断力低下
・気持ちが不安定になりやすい
・イライラする
・疲れやすくなる
・脂肪を溜め込みやすくなる
・満足感がなく、すぐに食べたくなる
・活性酸素をため、血管を傷つける
などなど。アスリートにとって恐ろしいことばかりです。
実際の選手の反応
はっきり言って体感は、よいです。
例えば、1日に必ず、乳飲料と果物のジュースを飲んでいる選手がいました。
本人的には、考えてのことです。その分、お水は人よりも少なめ(1,5リットルいかないくらい)
その選手に甘い飲料を一回やめてもらったところ、
「集中力が上がった」
「最後まで走り続けてられて、疲労がそれほどない」
そんな感想を言ってくれます。
結構こういった声は現場から多いです。飲料は本人が気にすれば、すぐに変えられることですし、ここに落とし穴があるのはもったいないですね。
まとめ
甘い液体はぐびぐびと無意識のうちに飲みすぎてしまいがちなものです。
水分は大事ですが、やはりアスリートは「水」をベースにしていきましょう。
ただ、スポーツをしている時(発汗があるときは特に)はブドウ糖が入っているスポーツドリンクのようなものを飲ませることだってあります。すべての場面が悪いというのではなく、今回は日常的な取り組みとしてお考えくださいね!!