こんばんは。
あなたのかかりつけ栄養士 佐藤彩香です。
先日はいつもお世話になっている東光スイミングスクール様でセミナー。
テーマは、
・トレーニング期に必要な栄養素
・日常の水分補給
について。
トレーニング期はもちろん、身体を酷使するので、栄養はすごく大事なポイントです。
そして何より水分。日々の水分摂取がすごく大切なポイントとなります。
ここについてお話をしました。
一つでも何か掴んで実践してもらいたいですね。
活動報告はこれくらいにして。
その中で質問にあった
「ジュニアプロテイン」について。
これを飲ませたほうがいいのでしょうか?と。
これはよく最近聞かれる質問です。
ここからは私の意見ですが、これを飲ませたほうがいいという考えにはなりません。
ただ必要な時に頼るものとしてはいいと思うのです。
ジュニアアスリートは、
トレーニングするためのエネルギーとはプラスして、
骨や筋肉や臓器など身体を作っていくためのエネルギーも必要になります。
そのため多くのタンパク質を摂っていかないといけません。
だからジュニアプロテインというものがあるのだと思います。
でも身体がまだ小さいうちは、必要量は食事でも賄えると思うのです。
6歳~7歳男子の場合、タンパク質の推奨量は1日に「35g」、10歳~11歳になると「50g」(タンパク質の摂取量は年齢や体重、日常における運動量などの個人差はあります。アスリートは体重×1,2~2gを目安に摂ることも良いとされていますので、ジュニアアスリートはこれ!というしっかりとした数値が言えないません・・)
体重が30kgや40kgの選手は、食事で頑張れば摂れてしまう日もあると思います。
たんぱく質の量を見ていくと、
朝、卵1個(7g)、納豆1パック(7g)ご飯1杯(3.5g)
昼 給食 (20g)
補食 鮭おにぎり(5g)
夜 ご飯1杯(3.5g)、鶏肉100g(20g)、豆腐1/4丁(5g)
トータルしても、70g近くあります。
ここにプロテインはもってくる必要はないですよね。
プロテインはあくまでも補うもの。
なかなか食欲が湧かなかったり、満足に食事が摂れなかったり、
そんな時にうまく摂ればいいのかなと思います。
プロテインを飲ませる、飲ませないよりも
小中学生のジュニアアスリートはしっかり食べる習慣をつけてくれると嬉しいなと思います。
高校や大学の合宿になると、今までの食習慣が現れます。
朝ごはんからいつも通りしっかり食べられる選手と、
朝から合宿だからと、無理をして食べた選手では、
そのあとのプレーも全然違います。合宿は1日2日で終わるわけでもないですし、強化合宿や選抜のかかった合宿でったらなお大切ですよね。
小中学生の時期に食べ慣れておくことも大事です!!
プロテインを否定するのではなく、うまく使うこと。
ベースは食事であるということを忘れないでほしいなと私は思います。